建築設備士二次試験の勉強をしたいけど、講習会に行く必要はある?
講習会の注意点があれば知りたい!
こんな悩みにお答えします。
本記事の内容
・二次試験の講習会について
・講習会に参加する必要はある?
・講習会を利用する場合の注意点
この記事の執筆者
- 令和3年度 建築設備士一発合格者
- 新築マンションやオフィス改修などの施工管理を経験
- 建築設備士として設備設計事務所にて電気設備設計を経験
- 現在はファシリティマネジメントとして、建築・電気・設備を管理
二次試験の講習会について
この記事は、以下の勉強方法のうち、2⃣の講習会に参加+独学で勉強する場合の内容になります。
二次試験の勉強方法3パターン
- 独学
- 講習会に参加+独学
- 資格学校に通う
講習会に参加+独学は、講習会に参加することでもらえるテキストを使用して独学で勉強する方法です。
講習会とは?
講習会とは、日本設備設計事務所協会連合会が主催する二次試験受験準備講習会のことです。
日本設備設計事務所協会連合会のHPにて、例年5月下旬頃に詳細が公表されます。
受講料は、25,000円(消費税,テキスト代を含む)
会場は、札幌、東京、大阪、福岡となります。
講習プログラムは、以下の通りです。
時間 | 科目 |
---|---|
09:00 ~ 12:10 | 空調設備 |
12:50 ~ 15:50 | 衛生設備 |
16:00 ~ 19:00 | 電気設備 |
講習会に参加できないまたは参加しなくてもよいという場合は、テキストのみを購入できる場合もあるようです。(毎年ではないようなのでHPをご確認ください。)
ただ、テキストのみ購入の場合は講習会受講者よりもかなり入手が遅れてしまうため、ご注意ください。
またテキストには一部間違っている内容が記載されている場合があります。
その際は、後日に正誤表が日本設備設計事務所協会連合会のHPに掲載されますので、そちらを参照してください。
講習会に参加する必要はある?
結論は、参加する必要ありです。(資格学校に通う場合を除く。)
二次試験対策のテキストや問題集は市販されていないため、講習会で入手できるテキストがとても重要になります。
また、参加した方は質疑応答を受け付ける時間もありますので、わからない部分などは教えてもらうこともできます。
そして、そのテキストで勉強すれば合格することが可能です。
実際に私も講習会のテキストのみで合格しています。
二次試験の勉強方法については、以下の記事で解説していますので、是非参考にしてみてください。
講習会を利用する場合の注意点
講習会参加申込の注意点
例年6月上旬頃から受付が始まりますので、一次試験終了後に自己採点の結果次第でなるべく早く申込をしましょう。
定員が決まっていますのですぐに枠が埋まってしまうためです。
また最近はコロナの関係で定員が減っているようなので、どのくらいの早さで枠が埋まるのかわかりません。
合格に自信のある方または一次試験免除の方は一次試験終了前に申込を済ませるのが安全です。
講習会に参加する場合の注意点
テキストは事前送付されないので、会場に行かないと受け取れません。
開始時間は9時からですが、早めに会場に到着しましょう。時間間際に到着すると、後ろの席しか空いていません。会場が広いので、後ろの席だとプロジェクターの画面が見えないまたは声が聞こえづらいなどの恐れがあります。
講習内容は空調・衛生・電気と分かれていますが、共通問題部分の解説もあるため全て参加するようにしましょう。講習時間もかなり長いですが、合格に直結する内容なので頑張りましょう。
講習会に参加する前に、ある程度過去問を解くなどの予習をしましょう。
予習をすることで、どのような問題がでるのか、または講義で聞いておきたいポイントなども知っておけるため講義の内容が頭に入ってきやすいです。
せっかく受講料を払って行くので、有効活用できるように準備しておきましょう。
まとめ
今回は建築設備士の二次試験講習会についてお答えしました。
最後に、この記事の内容をまとめたいと思います。
- 講習会とは、日本設備設計事務所協会連合会が主催する二次試験受験準備講習会のこと
- 受講料は、25,000円(消費税,テキスト代を含む)
- 資格学校に通わない場合は、講習会の受講が必要
- 講習会に参加しようと思ったら、早めに申し込まないと定員枠が埋まってしまう可能性がある
- 講習会に参加する前にある程度予習をしましょう
- 当日はなるべく早めに会場に到着するようにしよう
建築設備士の二次試験講習会は、資格学校に通わない場合には参加したほうがいいです。
朝の9時から19時まであるので結構疲れますが、普段の仕事で扱う分野外についての製図の解説もあるので、かなり参考になります。
ですが、講習会に参加するだけで合格はできません。
講習会で手に入れたテキストで繰り返し製図と暗記をしましょう。
二次試験の勉強方法については、以下の記事で解説していますので、是非参考にしてみてください。
ここからは余談ですが、
私は講習会当日、遅めに到着した結果、後ろ側の席になってしまい、プロジェクターの文字が見えなかったりして後悔した経験があります。
皆さんは早めに会場に到着するようにしてくださいね。