建築設備士

建築設備士登録しないとダメ?メリットと登録方法を分かりやすく解説

2022年8月20日

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「建築設備士に合格したけど、建築設備士登録はする必要ある?」

「建築設備士の登録方法や必要な書類等を知りたい!」

建築設備士に見事合格された皆さん、上記のような疑問を持っていませんか?

僕も試験合格後は建築設備士登録のメリットがわからず、たくさん調べていました。


今回の記事では、建築設備士登録のメリットとデメリットや登録方法についてご紹介します。

本記事の内容

  • 建築設備士登録について
  • 建築設備士登録のメリットとデメリット
  • 建築設備士合格から登録するまでの流れ

この記事の執筆者

  • 令和3年度 建築設備士一発合格者
  • 新築マンションやオフィス改修などの施工管理を経験
  • 建築設備士として設備設計事務所にて電気設備設計を経験
  • 現在はファシリティマネジメントとして、建築・電気・設備を管理

建築設備士登録について

建築設備士登録について

建築設備士に合格した後、建築設備士として登録するべきかどうかで迷う方もいると思います。

その理由の一つが、登録費用の高さです。

ただし、登録にはしっかりとしたメリットもあります!

次で詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

建築設備士登録の概要

概要を簡単にまとめると、以下の表の通りです。

項目内容
登録機関 一般社団法人建築設備技術者協会
登録者数 39,762名(令和6年3月31日現在)
登録費用 消費税込 23,100円
交付される物 「建築設備士登録証」(名刺大写真付カード、A4判大証書)
参考:一般社団法人建築設備技術者協会HP

現状では、建築設備士に登録しても業務の幅が広がるわけではありません

ただ、一度登録すれば更新の手続きは不要なので、一度きりで完了します!

建築設備士登録のメリットとデメリット

建築設備士登録のメリットとデメリット

建築設備士登録のメリットとデメリットを以下にご説明します。

登録するメリット

建築設備士登録するメリットは以下の通りです。

登録するメリット

  • 建築設備士登録証の名刺大写真付カードは携帯できるので、その場で建築設備士であることを証明できる
  • お客様によっては、建築設備士登録証の提示を求められた場合に対応ができる
  • 一度登録すれば更新の手続きは不要

登録するデメリット

建築設備士登録するデメリットは以下の通りです。

登録するデメリット

  • 登録費用が高い(消費税込 23,100円)※会社に勤めていれば、会社が負担してくれる場合もある
  • 建築設備士に合格すると「合格証書」はもらえるので、「建築設備士登録証」はなくても特に問題はない
  • 現状では、建築設備士に登録しても業務の幅が広がるわけではない

建築設備士登録の最大の魅力は、登録証による証明力一度登録すれば更新不要という点です。

特に、クライアント対応や信頼構築の場面では役立つかもしれません。

ただし、費用がかかることや、登録しなくても業務に大きな影響がないことを考えると、必ずしも全員が登録する必要はないとも言えます。

結論として、仕事で登録証が必要になる可能性が高い方や、会社が費用を負担してくれる方には登録をオススメします!

一方で、費用がネックであれば、まずは合格証書のみで対応するのも一つの選択だと思います。

ご自身の状況やニーズに合わせて判断してみてくださいね!

建築設備士の登録方法

建築設備士の登録方法

建築設備士登録を行う方は、合格してから以下のような流れで進めることになります。

建築設備士合格から登録までの流れ

  • 建築設備士二次試験合格
  • 提出書類準備
  • 新規交付申請(合格確定後申請可能)
  • 申請受理及び手数料の払い込み確認
  • 建築設備士登録証郵送(4⃣が完了後、約3~5週間)

必要書類

登録時に必要な提出書類は以下の通りです。

必要書類はあらかじめ用意しておくと登録証受け取りまでがスムーズになります。

インターネットと郵送による2パターンの申請方法があるので、どちらもご説明します。

下記情報は建築設備技術者協会のホームページを参考にしております。

各申請方法の詳細な説明は、建築設備技術者協会のホームページの「建築設備士登録」をご参照ください。

インターネットによる交付申請の場合

インターネット申請は、スピード重視で手続きしたい方にオススメです。

データ作成の手間はありますが、郵送のタイムラグを気にせずスムーズに進められます。

必要書類は以下の通りです。

  • 本籍地記載の住民票の写しをスキャンしたデータ(申請前3ヶ月以内に発行したもの)

申請者本人の分のみで、本籍地の記載が必要です。

またスキャンしたデータには、以下の例のように編集ソフトで文字を記載する必要があります。

令和◯年◯月◯日◯時作成
当該ファイルに記録されている事項は書面に記載されている事項と相違ありません。

  • 写真データ  (申請前3ヶ月以内に発行したもの)

縦横比4:3(縦600px × 横450px)

写真データのファイル名を「資格番号」にする。 例)12A3-4567Z

  • 登録費用 23,100円

指定の郵便局口座へ振り込む(指定口座は、インターネットからの申請後に、建築設備技術者協会から返送されるメールに記載)

郵便振替払込金受領証のデータ添付の必要はなし

郵送による交付申請の場合

郵送申請は、パソコン操作に自信がない方や書面でしっかり進めたい方に向いています。

書類の取り寄せや郵送の手間はありますが、慣れたやり方で進められる安心感があります。

必要書類は以下の通りです。

※送付先住所や指定口座などは建築設備技術者協会のホームページをご覧ください。

  • 建築設備士登録申請書

建築設備技術者協会のホームページにてダウンロード

登録申請書類を取り寄せることもできます。

  • 本籍地記載の住民票の写し(申請前3ヶ月以内に発行したもの)

申請者本人の分のみで、本籍地の記載が必要です。

  • 写真 2枚(申請前3ヶ月以内に発行したもの)

縦4cm×横3cmのカラー写真(内一枚は建築設備士登録申請書に貼付)

  • 郵便振替払込受付証明書

指定の郵便局口座へ振り込む(指定口座は、建築設備技術者協会のホームページに記載)

どちらの方法も一長一短なので、自分に合った方法を選んでくださいね!

まとめ

今回は建築設備士のメリットやデメリット、登録方法についてご紹介しました。

最後に、この記事の内容をまとめたいと思います。

  • 建築設備士登録は一般社団法人建築設備技術者協会にて行う
  • 登録手数料は 23,100円
  • 登録手数料は高いが、会社が負担する場合には大きなデメリットなし
  • カード型の登録証はいつでも持ち運びができて、その場で建築設備士であることを証明できる
  • 登録申請の方法はインターネットと郵送の2パターンある
  • 必要書類はあらかじめ用意しておくと登録証受け取りまでがスムーズになる

建築設備士登録は、一度登録すれば更新の必要がないので、どうしても登録したくない場合以外は行った方がいいと思います。

合格証書だけでも問題はありませんが、建築設備士である証拠を持ち運べますし、何よりかっこいいです。

早く登録証が欲しい方は、住民票の写しに本籍地を記載するように気を付けてくださいね。

私の場合は本籍地を記載し忘れて、住民票の写しを再提出することになってしまい、受け取りが遅れてしまいました。

建築設備士試験に合格された方は、頑張った証なので是非建築設備士登録をしてみてください。

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