建築設備士

建築設備士二次試験はどう勉強する?テキスト選びから勉強手順まで詳しく解説!

2022年8月13日

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「建築設備士二次試験の勉強って、どんなことをすればいいの?」

「二次試験のテキストや問題集はあるのかな」

建築設備士に挑戦したいと思っている皆さん、上記のような悩みを持っていませんか?

筆者も建築設備士を目指していたとき、どのように勉強すればいいのか悩んでいました。


今回の記事では、建築設備士二次試験のテキストや勉強方法についてご紹介します。

これからご紹介する方法で僕は合格することができました。

一緒に資格取得に向けて頑張っていきましょう!

本記事の内容

  • 建築設備士の二次試験概要
  • 二次試験対策のテキストや問題集
  • 二次試験の勉強方法

この記事の執筆者

  • 令和3年度 建築設備士一発合格者
  • 新築マンションやオフィス改修などの施工管理を経験
  • 建築設備士として設備設計事務所にて電気設備設計を経験
  • 現在はファシリティマネジメントとして、建築・電気・設備を管理

建築設備士の二次試験とはどんな試験?

建築設備士の二次試験概要

建築設備士の二次試験は、毎年5月頃に発表される課題に基づいて行われます。

試験問題では建築物の計画条件や基本設計図が提示され、それを元にした基本計画の記述問題と、建築設備に関する設計製図問題が出題されます。

試験時間は5時間30分と長時間ですが、その中で効率よく作図と記述を進める必要があります。

二次試験は相対評価なため、合格するためには減点を避けつつ解答の精度を上げて、上位40~50%に入る必要があります。

ただし、具体的な採点基準や解答例が公表されていないため、完全な独学での合格は難しいのが現状です。

この試験に挑むには、計画的な学習と実践的なトレーニングが不可欠です。

しっかり準備をして試験に臨みましょう!

今までの二次試験における課題は以下となります。

実施年二次試験の課題
平成29年湖畔に建つホテル
平成30年小都市に建つ市庁舎
令和元年スポーツクラブのある複合商業施設
令和2年シェアオフィスのある事務所ビル
令和3年市街地に建つホテル
令和4年市民センター(ZEBを目指した建築物)
令和5年市街地に建つ図書館
令和6年温浴施設のある複合商業施設

二次試験当日の過ごした方や注意点については、以下の記事で紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。

二次試験対策のテキストについて

二次試験対策のテキストについて

そのため、二次試験に合格するためには日本設備設計事務所協会連合会が主催する講習会に参加することが一番の近道になります。

講習会に参加すると受け取れるテキストで勉強すれば合格は可能です。

実際に私もそのテキストのみで合格しています。

講習会については、以下の記事で解説しておりますので、是非参考にしてみてください。

総合資格学院でもらえる二次試験の解答例は、勉強する上でとても参考になるので是非入手してください。

特に製図の解答例はきれいにまとまっており、私も製図の参考にしていました。

ただ資料請求すると営業の電話が来る場合があるので、その点はご留意ください。

二次試験の勉強方法

講習会に参加してテキストを入手したら、早速勉強を開始しましょう。

基本的には過去問を解きながら、試験問題を解く感覚を身に着けて、その年の課題に合わせた内容を肉付けしていく方法が有効です。

参考までに、私の二次試験の勉強時間は50時間程でした。

次におすすめの勉強手順をご紹介します以下にご紹介します。

おすすめの勉強手順

  • 過去の製図問題の解答例(製図+計算)をひたすら模写する。
  • 解答例を見ずに製図と計算ができるようになる。
  • 文章記述問題に対応できるように項目とキーワードを暗記する。
  • 時間を測って総合的に問題を解き、時間の感覚を掴む。

以下に詳細をご説明します。

過去の製図問題の解答例(製図+計算)をひたすら模写する。

製図問題は空調・衛生・電気設備を総合的に解くため、普段仕事で扱う分野以外の製図も行う必要があります。

そのため、まずは解答例を見ながら模写をして、製図の書き方に慣れることが大事です。

解答例を見ずに製図と計算ができるようになる。

製図の書き方に慣れてきたら、解答例を見ずに解くことに挑戦してみましょう。

どうしてもわからない問題があるときは、時間がもったいないので解答を見て解きます。

それを繰り返すことで、解答例を見なくても解けるようになっていきます。

③文章記述問題に対応できるように項目とキーワードを暗記する。

製図がスラスラできるようになったら、文章記述問題に対応できるように項目とキーワードをひたすら暗記します。

私の場合は、音読しながら項目に対してのキーワードをノートに書いたり、機器や現象をイメージして覚えました。

どうしても覚えられない項目は、トイレに張り付けたりしてなるべく目に触れるようにしたり、絵を書いたりして覚えました。

時間を測って総合的に問題を解き、時間の感覚を掴む。

一通り問題を解けるようになってきたら、実際の試験時間5時間30分で解き終える練習もしておきましょう。

意外と時間に余裕がないことに気づきます。

実際の試験は普段の過去問で解いている問題とは違うので余裕をもって回答できるようにしましょう。

そうやって練習していると開始後何分頃にここまで終わらせなければいけないなどの感覚が身に付いてきます。

講習会に参加するだけでは不安・・・。

サポートや添削をしてもらいながら勉強したいという方は、資格学校に通う選択肢もあります。

建築設備士の二次試験対策を行っている資格学校は、主に以下となります。

総合資格学院

日建学院

講義内容や金額も違うので、興味がある方は検討してみてください。

まとめ

今回は建築設備士二次試験のテキストや勉強方法をご紹介しました。

最後に、この記事の内容をまとめたいと思います。

  • 建築設備士の二次試験は、論述や製図問題を行う試験
  • 上位40~50%の中に入れれば合格
  • 講習会で受け取るテキストが合格への近道
  • 総合資格学院のHPで無料資料を申し込もう
  • 勉強は解答例を模写して製図の練習→項目とキーワードの暗記→時間内に終わらせる練習の順で進めるのがおすすめ

建築設備士の二次試験は、建築設備のプロフェッショナルとして普段の仕事で扱う分野以外の建築設備の製図しなければならず、勉強を始めた頃は不安になることもあると思います。

しかし、勉強することで他の設備業者がどのようにして機器の配置などを検討して図面を作成していたのかなどがある程度は理解できるようになり、間違いなくスキルアップに繋がります。

この記事が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

ご健闘をお祈りしております。

-建築設備士